あるき亭

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

男「インスタント姉ですか」  

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 01:40:38.00 ID:Iu57zmxhO [1/19]

部長「はい~そうなんすよ~。あ、あたくし『姉教』という新興宗教の広報部長です」

男「はあ…」

部長「早い話が布教中でしてこうしてご近所まわってる訳なんですけども」

男「それはアレ?兄弟姉妹の姉ってこと?このカップ麺ひとつで姉が出来るってこと?」

部長「はい!そうなんです!見た目はカップ麺の容器ですがちゃんと3分後には姉になりますからご安心を!」

男「うさんくせー…。いらないです」

部長「な、なんと!?姉ほど素晴らしいものはないのに、いらない!?」

男「なんかめんどくさそうなんで」

部長「悪魔かお前は!」

男「えー…」

1_20100928050010.jpg

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 01:52:56.30 ID:Iu57zmxhO [2/19]

部長「姉教徒になっていただければもれなくひとり姉が出来るのですが…それでもいらないと?」

男「うん」

部長「悪魔よ去れ!この者に祝福を…」

男「どっちかっていったら妹の方が欲しいし」

部長「い…妹だと…もしや妹教の手先か!?」

男「あるのか、妹教」

部長「妹なんて父ちゃんに頼めば良いでしょう!姉はこの先絶対出来ないんですよ!」

男「いや頼んで簡単に作れるものじゃ…」

部長「とにかく!そのインスタントを試してみて下さい!絶対に姉が欲しくなりますから!」

男「そうかなあ…」

部長「じゃ!あたくしはおいとましますよ!良い姉弟ライフを、アデュウ!」

男「え、あ、ちょっと!…行っちゃったよ怪しいなあ…」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 02:01:58.47 ID:Iu57zmxhO [3/19]

男「…………」

男「ま、せっかくもらったしな、使わない手はない、けど…」

男「…ほんとに人間出てきたらどうしよう…」

男「…い、いやいやいや!ないな、ない!どれ開けるか…」



男「なんだ…中はただのカップ麺じゃん…やっぱりインチキか…なにこれ」がさごそ

『説明書。インスタント姉は気軽に、誰でも自分だけのお姉ちゃんを持つことができます!まずはかやくを用意しましょう』

男「なんか本格的だな…どれどれ」

『まずはあなたのお父さんの精子を用意しましょう。頼みまくって下さい』

男「ふざけんな」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 02:07:59.04 ID:YU3NECTS0

いきなり難易度たけーなwww


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 02:10:28.20 ID:Iu57zmxhO [4/19]

男「どう考えても無理だろコレ!くれる父親の気がしれないよ!」

『注…もらえなかった残念なあなたは自分の髪の毛か爪を用意しましょう』

男「これで良いなら最初からこう書けばいいのに…こっちのが俄然楽だろうが」

男「せーのっ」プチ

『入れたら付属の姉スパイスをいれて、ホットミルクを線までいれてください』

男「お湯じゃなくてホットミルクなんだ…あ、牛乳あんまりねーや…」

男「マリームでいいか…お湯入れて……」ごぼごぼ

男「ちょっと入れすぎた…で、3分待つと…」

男「うおーちょっとワクワクしてきた」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 02:23:28.65 ID:Iu57zmxhO [5/19]

男「さーてそろそろ3分経つかなあ」

男「…良い匂いする…これ、まろうまミルクヌードルの匂いだ…俺にはわかるぜ…」

男「ま、無料でカップ麺もらったんならお得か。いっただっきまーす」

ベリリ

男「お?」

姉「弟くん、ちょっとお湯入れすぎたね。お姉ちゃん溺れる所だったわ…」

男「ぬぬぬぁんじゃあああああ!ちっこい人!人があああああ!」

姉「あらら…びっくりしちゃった、ごめんね」

男「うああコロボックル!コロボックル!」

姉「弟くんて不思議な事言うのね。若い子の中で流行ってるの?教えて教えて」

男「コロボッオォオ」バタン

姉「あら倒れちゃった」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 02:32:10.47 ID:Iu57zmxhO [6/19]

数分後

男「はっ!」

姉「おはよう、弟くん。結構寝てたからお姉ちゃん早くも伸びてきたわ」

男「う、うああ、小さい人…!」

姉「インスタントだけど一応あなたの姉なんだから、ちゃんと呼んで欲しいな」

男「え、ええ?カップ麺の姉ちゃん?あれ?ん?」

姉「そう、カップ麺の姉ちゃんよ。あなたが作ったでしょう」

男「だ、だってあれインチキ…」

姉「ブッブー!ハズレ!実はインチキではありません。現にここに私がいるでしょう?」

男「はあ…超小さいですけど…」

姉「まあその内のびるから。麺だし」

男「そういうもんすか」

姉「そういうもんす」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 02:40:45.94 ID:Iu57zmxhO [7/19]

姉「そういえば弟くん、ちゃんと牛乳入れなかったでしょ」

男「え、入れましたよ」

姉「とぼけてもだめです。姉には嘘は通用しないよ。ほら、私の骨グヨングヨンだもの」グヨングヨン

男「ほんとだ、気持ち悪っ」

姉「牛乳はインスタント姉のカルシウムになるから、ちゃんと入れないと。次からは気をつけてね」

男「はい。…って次があるんすか」

姉「それはわからないけど…さっき弟くん気持ち悪っていったわね!」

男「言いましたっけ」

姉「嘘は通用しないって言ったでしょ!おしおき!お尻ぺんぺん!」

男「ええ!?…と思ったけどあなた小さいから大して威力ないか…」

姉「う…」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 02:52:05.98 ID:Iu57zmxhO [8/19]

男「そうこうしてる間にちょぴっと伸びましたね」

姉「小学生くらいにはなったかな?」

男「んまあ…まあまあまあ」

姉「何よその反応はー。ふふ、まあ良いわ、私の弟だしね」

男「……ども」

姉「いいえ。ところで弟くん、お腹空いてるでしょ。何か作ってあげるね」

男「え、いや良いっす。空いてないです」

姉「私に嘘は」

男「通用しない」

姉「よろしい。…んー撫でてあげたいけど全然届かないや」

男「…」

姉「あ、ちょっと残念?」

男「いえ別に…」

姉「ふふ、そういう事にしといてあげよう」

男「だから別にそんなんじゃないんで」
男(やりにくいなあ…)


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 03:01:42.64 ID:Iu57zmxhO [9/19]

姉「さあ、ご馳走作るよー!弟くん、何が好きかな?」

男「麻婆豆腐」

姉「………」
姉「ごめん、他には?」

男「え?えーと…カレーライス」

姉「……よ、よーし!お昼にカレーは重すぎるから、おにぎりにしよう、おにぎり!」

男「え、昼カレー全然いけますけど」

姉「…ごめん…次は練習してくるから…」

男「…や、なんかこっちこそすいません…」

姉「いーの!気を取り直して、いざ!」

男「張り切ってるとこ悪いんですけど、その身長でうちの台所使えますか?」

姉「…」

男「家に椅子もないですし…」

姉「…抱っこ、してくれないかな…なんて」

男「っ!?」


20 :観察者 ◆KANSAMz63M [] 投稿日:2010/09/28(火) 03:04:35.64 ID:M9rDfODV0 ?2BP(1633)

入信するわ


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 03:13:44.63 ID:Iu57zmxhO [10/19]

男「床でやるというのは…」

姉「だめ。お掃除が大変だもの」

男「じゃあその辺よじ登って…」

姉「そんなスキルないわー。小学生持ち上げるくらい楽でしょう」

男「身体は小学生じゃないじゃないすか…胸とか」

姉「へっ!?…な、何言ってるの、弟くんもしかしてお年頃!?」

男「いやあなたが気にしないなら良いですけど…よいしょっ」

姉「おおっ!?い、いきなりっすか…っ!?」

男「早く作って下さいー携帯より重い物あんまり持たないんですから」

姉「あはは、それも若い子の間で流行ってる文句?私も使おうかしら」

男「どーでもいいっす」

姉「塩味でいい?」

男「何でもいいっす」

姉「了解っす」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 03:23:30.78 ID:Iu57zmxhO [11/19]

姉「うむむ、なかなか上手くできない…」

男「元々そんなもんだったんじゃないですか」

姉「ええ?でもおにぎりはまともに作れたはずなのに…」

男(腕痺れてきた…)

姉「あぁ、そっか!手がちーさいからだ!」

男「あの、そろそろ腕限界なんですけども。身長のびるごとに体重増えてくるし」

姉「えっ、えっ嘘!?私重い!?お、おろしておろして」

男「ちょ、暴れると危なっ…」ギュッ

姉「っ!!」

男「…大丈夫すか?」

姉「ふぇ、う、うう、うん。大丈夫、大丈夫っす。はな、はなし、て?ね?私もう足つくくらい伸びたし…」

男「あ、ほんとだ。いつの間にかhydeくらいある」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 03:35:19.30 ID:Iu57zmxhO [12/19]

 にぎにぎ

姉「できたー!はい、味見」

男「むぐっ」

姉「どう?塩加減とか、愛情とか」

男「いきなり俺の口に手突っ込まないでください。自分で食べれます」

姉「じゃあどこに突っ込むのよー。それより、味は?」

男「甘い」

姉「…そんなベタな間違いしちゃった…?」

男「胃がもたれそう…」

姉「えー…と…愛情の味ってことで、ひとつ」

男「…まあ…」

男「それよりあなたってそのまま伸び続けるとどうなるんですか?」

姉「え?ずっとのび続けるよ?」

男「はっ!?」

姉「ああ、えっとね。だから、わたしインスタント麺だから。食べないと、伸び続けるのよ」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 03:43:49.11 ID:Iu57zmxhO [13/19]

男「た、食べ…」

姉「うん、だから、私が伸び続けて、屋根突破しそうになったら、食べてね」

男「お、俺が…?」

姉「当たり前よー弟くんが作ったんだから!さーて、次は何をしようかなあー」

男「俺が…?」

男(俺がこの人を食べる?食べるって自らカップ麺とか言ってるけどつまりはセッ…これっていいのか?インスタントなりにも一応姉と弟だろ?犯罪じゃないか?いやそもそも屋根突破の時点で彼女の存在が犯罪だよ。)

男(じゃあなに?屋根突破ってつまりめちゃくちゃ高いんだよ?チェホンマン以上じゃね!?チェホンマンが食べてってつまりおれはチェホンマンと性交しなきゃならないってことか!!やだよあんなフランケンシュタイン!どうする…どうする…!?)

姉「よし、掃除しよう」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 03:53:58.90 ID:Iu57zmxhO [14/19]

男「どうする…どうしたらいいんだ…」

姉「ん?何悩んでるの?お姉さんに相談しなさい」

男(本人に言える訳ないだろ!)

姉「んん?ま、言いたくないなら聞かないけれど。私はいつでも弟くんの味方だからね」

男「はあ…どうも…」

姉「さて、掃除掃除。…あ」

男「どうかしました…あ」

姉「や、やっぱりこういうの読むのね…男の子だもんね…」

男「いやこれは借りた」

姉「大丈夫よ。えっちな本くらい無い方がおかしいわ」

男「ほんとに、ほんとに借りただけで」

姉「しかし女の子同士はまぁ……まあ、個人の趣味だし、気にしないよ」

男「俺が気にするよ」

姉「よーし次は何しようかなあ」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 04:08:39.87 ID:Iu57zmxhO [15/19]

姉「期待に応えて耳掻きでもしてあげようかと思ったんだけど…」

姉「そろそろ時間ね」

男「誰も期待してませんて。それより時間って?」

姉「わかってるでしょ?もう頭が天井スレスレなのよ」

男「…うち、屋根低いっすからね」

姉「そんなことないわ。立派な家だよ。ま、でも弟くんにあんまり迷惑かけたくないし、そろそろ食べて欲しいな、と思う」

男「つ、ついにですか…緊張しますね…」

姉「?どうして?普通に啜って食べれば…」

男「御免!」ドサッ

姉「おおおっ!?何、何!?」

男「お、押し倒しました」

姉「な、なんでなんで?!ち、近いよ顔がぁ!」

男「い、いただきます」

姉「ちょっ…耳元で喋んないで!」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 04:19:25.96 ID:Iu57zmxhO [16/19]

姉「ら、ライダーキック!」ゲシ

男「いたっ!何するんですか!」

姉「こっちのセリフだわ!いきなり何するの!」

男「何って食べるもといセック」

姉「言うなーー!違う!私を食べるんじゃないの!麺を食べるの!」ゲシッ

男「あいたー…め、麺?」

姉「私が生まれたカップ容器!あれに麺が入ってるでしょう!それを食べれば私は消化できるの!っていうか早くおりて…」

男「あ、ハイすいません。よっこいしょ。顔赤いですよ」

姉「もう…もうもう!弟くんがお年頃だってのを忘れてたわ!不覚にもドキド……あっ」

男「………」

姉「…黙秘権発動で」

男「まあ良いっすけど」

姉「助かるっす」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 04:21:34.73 ID:h/ZwJlDF0

なにこれ?どこで買える?


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 04:27:53.58 ID:Iu57zmxhO [17/19]

男「食べるってこっちね。超のびてるけど」

姉「私がこんだけ伸びてるしねえ」

男「…食べれば、消えちゃうんすよね」

姉「うん。早く、首が痛くなってきた」

男「…じゃあ、食べますけど」
男「いただきます」

姉「はーい。どうぞー」

男「………」ズルズル

姉「…あ、弟くんの頭撫でていいかな、さっき撫でられなかったから」

男「…勝手にどうぞ」

姉「…ふふ。よしよし。今日1日、お姉さんに付き合ってくれてありがとう」なでなで

男「…こちらこそ」ズルズル

姉「…お尻ぺんぺんは、今の私がやると痛そうだし、止めとくね、次回乞うご期待!」

男「…次回ってあるんすか」

姉「あるっすよ~」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 04:35:26.19 ID:Iu57zmxhO [18/19]

姉「ただね、次回は、ない方が良いと思うの」

男「何で?」ズルズル

姉「弟くんが姉教に入信して、莫大なお金を払わなきゃいけないから」

男「………」

姉「姉として、弟くんにそんな負担かけさせたくないから、ね。これっきりだよ、弟くん」

男「…そう、すか」

姉「ああ、私、そろそろ消えそうだねえ」

男「…家壊されちゃ堪んないっすから」

姉「…そういうことにしておいてあげる」

男「……ども」

姉「あ、欲を言うなら」
姉「お姉ちゃん、て呼んで欲しかったなあ…」

男「…最後の一口、食って良いですか」

姉「………うん。さようなら、弟くん」

男「さようなら、姉ちゃん」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 04:42:13.55 ID:uZetEsSwO

おおぉぉ…


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 04:44:43.45 ID:Iu57zmxhO [19/19]

ピンポーン

ガチャ

男「………」

部長「やほー。そろそろインスタント麺食べ終わったかなーと思って来たんですけどー」

男「…はあ」

部長「…あ、あれ?あれあれ?泣いてた?眼赤いよ!」

男「…泣いてねっす」

部長「嘘だー鼻声だもん。待って、あたくしティッシュ持ってたはず……あったー!ほい」

男「あの…姉教、入ります…」

部長「はい?……いいのですか?あたくし広報部長なのにアレですけどあまりお勧めしませんよ。金高いし」

男「…いっす。入ります」

部長「…わっかりました!ではこちらにお名前を!」

こうして今日もひとり、姉教信者が増えていく

おわり


関連記事

category: SS

tag: diary 
tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://arukugamu.blog70.fc2.com/tb.php/2248-23f27c15
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。